腱鞘炎でお悩みの場合は ハンズ鍼灸接骨院へお問合せください。
2025年01月21日
みなさんこんにちは ハンズ鍼灸接骨院江南院の藤本です。
本日は腱鞘炎について説明していきます。
腱鞘炎は、腱と腱鞘の間で炎症が起こることで痛みや腫れなどの症状を引き起こす病気です。詳しく説明していきますね。
腱と腱鞘とは?
まず、腱と腱鞘について簡単に説明します。
- 腱: 筋肉と骨をつなぐ丈夫な繊維状の組織です。
- 腱鞘: 腱を包み込み、腱がスムーズに動くように支えるトンネル状の組織です。
腱鞘炎とは?
腱鞘炎は、この腱と腱鞘の間で炎症が起こることで、腱の動きが妨げられ、痛みや腫れが生じる病気です。特に、手首や指など、細かい動きが多い部分に発症しやすいです。
腱鞘炎の種類
腱鞘炎には、主に以下の2種類があります。
- ばね指: 指の付け根に痛みや腫れが生じ、指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなる状態です。指を伸ばす際に「カクン」と引っかかるような感覚があるのが特徴です。
- ドケルバン病: 手首の親指側に痛みが生じる腱鞘炎です。親指を動かすと痛みが増強します。
腱鞘炎の原因
腱鞘炎の主な原因は、手の使いすぎです。具体的には、以下のような動作が原因となることがあります。
- パソコン作業
- スマホの操作
- 楽器の演奏
- 手作業での仕事
- スポーツ
また、妊娠や出産、更年期などのホルモンバランスの変化も、腱鞘炎の発症に関係するとされています。
腱鞘炎の症状
腱鞘炎の主な症状は、以下のとおりです。
- 患部の痛み
- 患部の腫れ
- 患部の熱感
- 指や手首の動かしにくさ
- 指を動かした時のひっかかり感(ばね指の場合)
腱鞘炎の治療
腱鞘炎の治療法は、症状の程度によって異なりますが、一般的には以下のような方法があります。
- 安静: 手をできるだけ使わないようにすることで、炎症を抑えます。
- 固定: サポーターや添え木などで患部を固定し、安静を保ちます。
- 薬物療法: 痛みや炎症を抑えるために、湿布や塗り薬、内服薬などが用いられます。
- 注射: 炎症が強い場合は、患部にステロイド注射を行うことがあります。
- 手術: 上記の治療で改善が見られない場合は、手術を行うこともあります。
腱鞘炎の予防
腱鞘炎を予防するためには、以下のようなことに注意しましょう。
- 長時間の同じ作業を避ける
- 作業の合間に休憩を挟む
- ストレッチや体操を行う
- 正しい姿勢を保つ
- 手や指に負担のかからない道具を使う
腱鞘炎は、早期に適切な治療を行えば改善することが多い病気です。気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
接骨院で受けられる腱鞘炎の治療についてですね。整形外科と異なり、接骨院では手術や薬の処方はできませんが、手技療法や物理療法などを中心に、腱鞘炎の症状緩和や機能回復を目的とした施術が行われます。具体的に説明していきます。
接骨院での腱鞘炎治療の特徴
- 手技療法: 柔道整復師によるマッサージやストレッチなどで、筋肉の緊張を緩和し、血行を促進することで、腱や腱鞘の炎症を抑えます。
- 物理療法: 電気治療(低周波治療、高周波治療、超音波治療など)、温熱療法、冷却療法などを用いて、痛みの緩和や炎症の抑制、組織の修復を促します。
- 固定・装具療法: テーピングや包帯、サポーターなどで患部を固定し、安静を保つことで、炎症の悪化を防ぎます。
- 運動療法・リハビリ: 症状に合わせて、腱や関節の柔軟性や可動域を改善するための運動療法やリハビリテーションを行います。
接骨院での治療の流れ(一般的な例)
- 問診: 症状、発症時期、原因と考えられる動作、既往歴などを詳しく聞かれます。
- 検査: 患部の状態(腫れ、熱感、圧痛など)、関節の可動域、筋力などを確認します。
- 施術: 症状に合わせて、手技療法、物理療法、固定などが行われます。
- 説明・指導: 今後の治療計画、日常生活での注意点、自主トレーニングなどを説明されます。
接骨院で期待できる効果
- 痛みの緩和: 手技療法や物理療法により、炎症や筋肉の緊張が緩和され、痛みが軽減します。
- 可動域の改善: 関節や腱の柔軟性や可動域が改善し、スムーズな動きを取り戻せます。
- 再発予防: 日常生活での注意点や自主トレーニングの指導を受けることで、再発を予防できます。
接骨院と整形外科の違い
- 整形外科: 医師が診察を行い、レントゲンやMRIなどの画像検査、薬の処方、注射、手術などを行うことができます。
- 接骨院: 柔道整復師が施術を行い、手技療法や物理療法、固定などを行います。薬の処方や手術はできません。
こんな場合は接骨院へ
- 日常生活で支障が出る程度の痛みがある
- 病院に行くほどではないと感じている
- 薬に頼らずに治療したい
- リハビリや運動療法を中心に行いたい
こんな場合は整形外科へ
- 痛みが非常に強い
- 腫れや熱感がひどい
- 指の変形がある
- 他の病気が疑われる
接骨院を選ぶ際の注意点
- 国家資格: 柔道整復師の国家資格を持っているか確認しましょう。
- 経験・実績: 腱鞘炎の治療経験や実績が豊富か確認しましょう。
- 説明: 症状や治療方法について丁寧に説明してくれるか確認しましょう。
- 清潔感: 院内が清潔に保たれているか確認しましょう。
腱鞘炎の症状は人それぞれです。接骨院を受診する際は、自分の症状をしっかりと伝え、適切な施術を受けるようにしましょう。必要に応じて整形外科と連携し、適切な治療を受けることが大切です。